ブレシア戦後インタビュー イアキーニ監督「パルマは数々の危機を乗り越えて来た。」

 
イアキーニ監督が率いて2試合目のブレシア戦はホームで0-1の敗北を喫した。中2日と厳しい日程を戦ったパルマのイアキーニ監督の試合後インタビューをお届けする。

 

🎤今日の試合の感想をお願いします。

 

イアキーニ監督

 前半はパスミスが多かったのでブレシアに危険な状況を作られてしまいました。ポゼッション、ドリブル、縦の動き、パスの出し入れをもっとうまくオーガナイズする必要があります。後半はそれができて、よりチームとしての力を発揮することができました。前半にはセットプレーのキックでゴールを決められましたが、もっと注意しなければなりませんでしたし、マーカーを変えてしまいましたが、そうすべきではなかったと思います。

 

🎤何故、前後半でプレーの質が大きく変わったのでしょうか?

 

イアキーニ監督

 前半の早い時間にゴールを決められたことが影響して、より緊張感が増してしまいました。ハーフタイム後にピッチに戻ってきたときにはチームとして機能していました。これこそが私たちが持つべき精神なのです。チームが失点の責任を負いすぎてしまったことは、絶対にあってはならないことです。怯えて引き下がるのではなく、前に進むという精神は常に持つべきです。相手は経験豊富で質の高い選手が揃っていますが、我々は多くの選手が欠場し、少ない選手で戦ってきたことを考慮しなければなりません。私の仕事は選手一人ひとりの能力を向上させ、成長させ、団結したチームにすることです。過去にも同じような状況を経験したことがあります。パルマは数々の危機を乗り越えてきたチームです。すでに昇格プレーオフではなく降格プレーアウトゾーンに近づいています。この困難も乗り越える必要があるでしょう。我々は上に戻らなければならない、そのためには多くの努力が必要です。そのための力がパルマにはあると思います。

 

 

🎤コモ戦はドロー、ブレシア戦は黒星と渋い出だしになってしまいました。

 

 

イアキーニ監督-

 コモではリフレッシュ状態でボールを蹴ることがでたと思います。イングレーゼ、トゥティノ、ユリッチの3人が決定的なチャンスを迎えました。勝利は出来ませんでしたが、試合をひっくり返そうという気迫が終始感じられました。今日はスタートから後半のような気迫を持って試合に臨むべきでした。

 

🎤戦列に復帰したスキアタレラのプレーはどう思いましたか?

 

彼は1ヶ月間休んでいて、トレーニングもできなかったし、3日間で2試合をこなさなければならない日程だったので、私は彼が試合に出ているとき以外にほとんど彼のプレーを見ていません。今日の敗戦は、彼や他の誰かのせいではなく、前半のチーム全体の質に問題がありました。失点を恐れてしまうと、どうしても数メートル後ろに下がってしまいますが、我々はもっと高い位置にいなければいませんでした。私は全員を評価しています。交代で入ってきたメンバーは正しい姿勢でプレーしてくれました。彼らは数的優位性を生み出すための資質を持っているので、失敗を恐れずにもっと個性を発揮しなければなりません。このメンバーでは、自分たちの戦いをして、ポイントを取りに行かなければなりません、そうすれば勝てるでしょう。

f:id:Tardini:20211204105640j:image